基本的に坂の上にある家は良くないと思われていると思う。
毎日、大変だと。
上り下りが。
ただ、東京都日野市三沢という、東京でも有数の立派な坂の上に家を建ててみて、思った事は、どうだろう。
こんなに良い事だらけかと。
まず、体力が衰えない。
突然走らなければならないシチュエーションになっても、息が切れない。
そういえば、近所の御老人はみんな健脚だ。
70代くらいかなと思ったお婆さんに「お元気ですね」と声をかけたことがあった。
そうすると何と109歳だという。
また、自分の尻がすこぶる、引き締まった。ヒップアップ効果抜群だ。
30代に突入したころから、ケツと太ももの境目がほぼなくなった、段差がなくなった、そこに立派な段差が蘇ったのだ。こんなうれしい事がこの歳になってあるだろうか。
坂を毎日下り、上る。
この繰り返しで身体は自然と鍛えられ、生活習慣病から遠ざかる。
心もそうだ。自然と、全ての事は何でも思い通りにいかないものだと坂が教えてくれる。
坂の無い生活なんて、もう考えられない。
坂が全てを教えてくれる。
物語が出来るのはいつも坂だ。
渋谷。
尾道。
中野坂上。
この世界で最高に素晴らしい物語、作品もみんな坂がつく。
坂の上のポニョ。(宮崎駿)
長い坂の絵のフレーム。(井上陽水)
坂田利夫。(アホの坂田)
坂って素晴らしい。
坂の上の家に住まない人生は本当に損をしている。
勿体ない。
高い金を払って平らなところに住む。
安いお金で坂の上の家に住む。
さあ、君はどっちだ。
上に登って見ないと見えない世界が本当にある。
あんなことは自分には出来ないと下で見ている人で終わるのか
実際にちょっと頑張って登ってみれば以外にそこから落ちないものだ。
それを知らない人が下流社会で停滞する。
リスクはある。
ただ、そのリスクが実際のマイナスに代わっても、得られるものがある。
学べるものがある。
ならばリスクをとらないのが、最大のリスクだ。